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2009年度 活動報告

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森の教室 12月13日(日)

 13名の参加により、畑で苗木の移植作業を行いました。畑の作業の後は、焼き芋大会。程よく焼け
たあまーいお芋が、冷えた体を温めてくれました。参加された皆様、一年間大変お疲れ様でした。

森の教室 11月22日(日)

 参加者5名。山菜(ウド)の植え付け、座講:根粒菌と菌根菌、2006年植林地への補植(ケヤキ、イタヤカエデ約30本)を行いました。

 

《哲学サロン仙台》生命/環境を哲学する 11月21日(土)

 《哲学サロン仙台》生命/環境を哲学すると題したサロンにて、「蔵王のブナと水を守る会」のしてきたこと・したいことについて白内恵美子さんと森淑子さんが講演を行いました。
  サロンの模様について森さんからレポートが届いておりますので、ご紹介いたします。≪哲学サロン仙台≫生命/環境を哲学する 講座で、白内理事長と森淑子が「蔵王のブナと水を守る会」の活動報告をしてきました。会場は青葉区大町の「坐Cafe」。白内理事長は紙芝居で会ができたときから法人になるまで、森はパワーポイントで会の現在までと年間行事を写真を使って紹介 しました。ギター演奏や歌の時間もあっていい雰囲気の中で話ができました。会場に集った約30人の参加者からは、20年余の地道な活動と石ころだらけの荒れ地が緑の森になったことに称賛のことばをいただきました。定例会に来てくれそうな方もいました。会員増につながればうれしいですね。


定例会 11月8日(日)

 参加者9名により、苗畑の草取りと2003年の植林地でヤマハンノキの枝打ちを行いました。

 

森の教室 10月25日(日)

 参加者3名。山菜(シドケ、ウルイ)の種まき。6月に菌床を設置したムラサキシメジは収穫の時期を迎えていました。4カ所設置したマウンドのうち3カ所から収穫できました。2007年に植菌したシイタケは、ぽつりぽつりですが収穫できました。


月山自然博物園にてブナの実を拾う日帰り旅行 10月18日(日)

 ブナの実の豊作は、5年に一度程度といわれています。前回ブナの種をまいたのは、2005年の秋でした。以来4年経ちますが、南蔵王ではブナの実の成り年が巡ってきていません。4年間ブナの苗の供給がなく、苗不足を補うことが急務となっていました。山形の月山周辺の山にブナが結実しているという情報をたよりに、8名の参加者でブナの実を拾いに行ってきました。なんとか苗の確保ができるくらいの量は拾えました。


木の実を拾う会&弦楽四重奏コンサート(定例会) 10月11日(日)

 当日は、朝方天気がぐずつき気をもみましたが、次第に回復し、秋晴れの空の下での開催となりました。一般参加を含め40名の参加者が集まり、主にミズナラのドングリを拾いました。紅葉には早いものの、山ににはノコンギク、リンドウ等の山野草の花や真っ赤に色づいたアオハダの実、落ち葉の中のキノコなどが目を楽しませてくれました。木の実拾いのあとは、秋の行事として定着した山小屋でのコンサート。誰もが一度は耳にしたことがあるおなじみの曲で構成されたプログラムを、演奏者の息づかいが伝わる距離で楽しめました。南蔵王の自然と、四つの弦楽器が奏でる音楽に触れ、深まり行く秋の一日、贅沢なひと時を過ごしました。


森の教室 9月27日(日)

 参加者6名。午前:山菜栽培に向けて地拵えを、午後:作成した標本の同定行いました。


定例会 9月13日(日)

 蔵王野営場内の植林地で樹高を測定しました。対象となった区画はA1、A2、C1、C2、D の5区画 です。植林して16年、植林した苗木は若い樹々の森に姿を変えていました。参加者は樹々の成長を自分の目で確認し、森の成長の手応えを感じたことと思います。


定例会 8月9日(日)

 12名の参加により、苗畑の草取りを行いました。天気が悪いにも関わらず参加された皆様、本当にお疲れ様でした。

草ぼうぼうで苗がまったく見えません
草ぼうぼうで苗がまったく見えません 呆然としてしまいましたが、かかれ〜!
苗の生育状況も芳しくありません スッキリ。
苗の生育状況も芳しくありません スッキリ。

蔵王をもっと知るハイキングU《高山植物の女王コマクサ観察ハイク》 7月18日(土)

 以下、長澤さんからのレポートです。
当日は雨で、予報も悪天だったので中止することにし、会員からの問い合わせには中止と伝えた。しかし、事前連絡なく来る方が多いので、集合場所へ向かった。
参加者 (会員)3名=丹野、古舘、長澤
      (インストラクター協会会員)4名
      (一般)1名
 集合場所である刈田峠リフト乗り場は小雨模様でガスのため視界は100mほど。リフトが動いていたので、これを利用し、コマクサ群生地まで行き、そのまま往路を引き返すことにして決行することにした。 雨具上下着用の完全装備で10時出発。リフトからはすぐわきのハクサンシャクナゲやウラジロヨウラクが見えるくらい。馬の背では、視界がさらに悪くなり数十メートルに。 ときどきガスの中から現れる登山者とすれ違うのみ。馬の背でちょっとした群生地を見つける。花は終わりかけ。それでも柵がないのですぐ近くで観察や写真撮影ができた。熊野岳の稜線が見えたのはほんの一瞬。風も出てくる中を避難小屋目指し登った。ここから東へ行く道が判然としなかったが、斜面にはコマクサの群落が広がっておりうっかりすると踏みつけそうになってしまう。やはり花は盛りを過ぎており、被写体としては物足りない。風が強く、ガスもますます濃くなってきたので、安全を考え引き返すことにした。道しるべのポールがやっと2本見えるぐらいの濃霧の中、11時40分無事出発地に戻った。


定例会 7月12日(日)

 7名の参加により、午前中は苗畑の草取りを、午後は2003年の植林地で「りすシステム」の寄付金で購入した高枝切りノコギリを使用して枝打ちを行いました。ここ2ヶ月参加人数が低迷しています。8月の定例会は盆前なので、畑をきれいにして心置きなくお盆に休めるよう、多数の参加をお待ちしております。


植林祭 6月14日(日)

 一般参加者を募り、約200名で南蔵王野営場実験区に植林し、実質的な植林元年となった1993年から数えて今年の植林祭は17回目を迎えました。当日は白石市内で落雷のため停電があり、参加を予定していた東北電力の社員の方が、参加できなくなるというアクシデントがあったものの、95名の参加者を得て、約1000本の苗を2003年の植林地に補植しました。
  参加者の中には、千葉県から一家4人で駆けつけた方もいらっしゃいました。感謝感謝です。今回は植林終了後にウッドゲーム(樹の名前当てクイズ)も企画され、参加者は検索表と設問の樹の葉を見比べながらゲームを楽しんでいました。
  お昼は、丸太小屋の中や、小屋の前の広場で、一般参加者とグリーンレンジャーとが入り交じってご飯を食べ、一般参加の方々と触れ合う時間を持てました。参加人数は若干少なめではありましたが、参加 した方の植林祭に寄せる思いを直に聞かせてもらい、心に残る植林祭となりました。


森の教室 5月24日(日)

 午前中は彩遊の森と2006年の植林地を観察し、午後は樹木の標本作りを行いました。彩遊の森は小さな森と言うにはまだ早いですが、アカマツ伐採後に植林したサクラ類、カエデ類、カバノキ類が存在を主張始めていました。2006年の植林地は、ハタネズミやノウサギの食害により、ヤマハンノキ以外の樹は激減し、悲惨な状態になっていました。補植を急がないとヤマハンノキの純林になりそうです。


蔵王をもっと知るハイキングU《夏を告げる渡り鳥観察ハイク》 5月23日(土)

 10名の参加者により、新緑の蔵王野鳥の森を散策しました。


定例会 5月10日(日)

 7名の参加者により、苗畑の草取りをしました。乾燥した日が続いたせいか、思ったほど雑草は伸びていませんでした。


春を食べる会・しいたけの植菌 5月3日(日)

  しいたけの植菌が興味を惹いたのか、43名の参加者により、にぎやかな会となりました。おなじみの山菜の他にスミレ、レンゲソウ、フジの花、タンポポなど春の花も食材として食卓を彩りました。思わぬ食材に参加した子供たちも、驚き、味わい、自然を五感で感じた事でしょう。2007年に植菌した椎茸は、お吸い物の具になりました。イベント当日に植菌した原木は、希望者に即売したところ、20本近く売れ、 春を食べる会としいたけの植菌のジョイントは大成功でした。


蔵王をもっと知るハイキングU《春を告げる植物観察ハイク》 4月18日(土)

  参加者は、ブナの会会員6名、インストラクター4名、一般2名の合計12名。
曇りから晴れへの絶好の天気に恵まれ、早春の雰囲気を楽しめた。9時15分第一駐車出発。管理事務所での情報収集でミズバショウ群生地への道の途中のカタクリ群落が見ごろと聞いたのでそちらへ向かう。Aサイトから谷川を渡り、100mほど登った先はカタクリとスミレの群落。足の踏み場もないという形容がぴったり。オウレンの白い小花も多い。谷川まで戻り、川に沿ったせせらぎの道を遡る。カタクリを主にショウジョウバカマやエンレイソウがそこかしこにある。ヒメイチゲも可憐な花を咲かせていた。谷川の石には緑色の苔がびっしりと生えほとばしる水流を見ていると、ミニ奥入瀬とでも言えそうな景観だ。さらに森林浴コースを登ってゆくとここにもカタクリが今を盛りと咲き誇っていた。途中でスハマソウはないかとみんなで探したが、残念ながら見つからず。神嶺林道に出て左折。白萩林道に入ったところでも道の両側の広葉樹林の林床にはカタクリの群落が見られた。再び神嶺林道に戻り南下。予定の12時なってしまったが、野営場のゲート付近で昼食にした。その後Dサイト付近の林床にも多くのカタクリが咲いているのを見、13時30分に出発地に戻った。その少し手前の道路際でフデリンドウの花をみんなで見ていたところ足もとから突然長いものがにょろり。1m30cmはありそうなシマヘビが あわてて逃げ出し、一気に飛び移り登って行った。その見事さに一同唖然。早春のひと時にふさわしいサプライズだった。
  なお、お目当てのひとつだったヒメギフチョウには会えなかった。天候に恵まれ、時期もぴったり。谷川のコースは雰囲気満点。多くの方に勧めたいコースです。


定例会 4月12日(日)

  13名の参加者により、苗畑の整理をしました。去年発芽した苗はすべて床替えを終えて、畝の曲がりはともかく、整然と植え替えられました。


森の教室 3月22日(日)

  5名の参加により2003年の植林地に78本のヤマハンノキを補植しました。暖冬のせいか、雪はすっかりとけていて、土に程よい湿り気があり、上々のコンディションでした。午後は野営場の実験区の樹高計測に向けて、場所の確認をしました。93年に植林した実験区は、高木に育った樹々が小鳥を呼び、木の枝には小鳥が巣を営み、林床には小鳥が運んだ種から芽生えたとみられる木の苗もあり、新しい生態系が育っていることが実感できました。


定例会 3月8日(日)

  11名の参加者により、去年発芽した苗の定植を行いました。長年に亘る育苗で土壌の栄養が乏しくなっ たのか、苗の生育はいまひとつでした。この日の作業で植林祭の苗は確保できましたが、今後畑への施肥が必要となりそうです。


森の教室 2月22日(日)

  小原地区の山林で、椎茸用の原木の切り出しを行いました。当日は8名の参加で、約60本の原木を確保しました。


総会・新年会 2月8日(日)

  柴田町船岡公民館において、2009年度総会が開催されました。 1 )2008年度事業報告、 2 )2008年度会計報告、 3 ) 2009年度事業計画、 4 ) 2009年度予算案、 5 )その他 以上の協議事項が報告、審議され承認されました。
  なお、 5)のその他の審議事項ついては次の通りです
 ・研修旅行について〜1年おきに開催の研修旅行は、今年の開催はありません。
 ・器具備品の管理について〜昨年、作業小屋から備品を何点か盗難されるという事件がありました。警察に被害届を出しましたが、盗難にあった備品の正確な品数が分からず、管理のあり方が問題となりました。そこで、器具備品の棚卸しを実施し、数量を確認のうえ、物置に保管することになりました。
 ・作業小屋隣地開発について〜これも昨年からの懸案事項ですが、作業小屋隣地の開発については、現在工事を中断しているので、その都度対応していく事とします。
 ・ りすシステムからの助成金について〜2008年度はスノーシュー10組購入、2009年度はチェーンソー他を購入予定
 ・その他〜昨年の研修旅行の際、岩手・宮城内陸地震に襲われましたが、旅行参加者との連絡がとれず混乱したことを反省し、旅行の際、非常時の連絡体制を作成します。

事業計画案に記載はありませんが、4月18日(土):早春の植物観察会、5月23日(土):森の野鳥観察会、7月18日(土):高山植物観察会等のイベント開催を予定しています。

2008年度総会


スノーシューで歩く冬の植林地観察会  1月11日(日)

 スノーシューを履いて植林地や近隣の山林を散策しました。雪の中の森は一見、白と褐色の単調な世界に見えますが、寒さに耐え、芽吹きの季節をじっと待っている樹々に目をやると、花穂を赤く染めたヤマハンノキ、鮮やかなオレンジ色の実をつけたツルウメモドキ、やさしい緑色が目を引く、ヤマカマスと呼ばれるウスタビガの繭など、思いがけない彩りに驚かされます。目線を低くすると、幹を齧られた低木、その食害の犯人のノウサギやリスの足跡も観察できました。
  天気にも恵まれ、眼下には平野に広がる市街地、その先には太平洋も望め、青空の下絶好のスノーハイキングとなりました。今回は参加者が5名と少なかったのですが、スノーシューイングは初めての方でもすぐに始められます。より多くの方に冬の森の魅力を知ってもらいたいので、活動日に限定せずスノーシューを活用していきたいと考えています。また、お勧めのコースがありましたら事務局にお知らせ下さい。次回の開催地の候補にしたいと思います。

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