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2007年度 活動報告

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定例会 12月9日(日)

  二ヶ月ぶりに苗畑での作業で汗を流しました。木枯らし吹く寒空の下、2008年の植林祭に向けて苗木の根回しをしました。


定例会 11月11日(日)

  先月に続き作業を離れ、植林地や隣接した森の観察会を行いました。今年の植林地は、補植前(2003年植林)は草原に木がちょぼちょぼ生えている状態でしたが、今年の植林祭で補植した苗木がしっかり根付き、幼木の森に変っていました。冬芽が立派なブナ、葉を赤く染めたカシワ、まだ緑の葉をつけたヤマハンノキ、植林後の森を観察することで、樹々の成長の手応えを直に感じることができました。
  午後は 6月の植林祭のコンサートの感動をふたたび、「チェロコンサート・・・晩秋の森の中で」が開催されました。今回はヴァイオリン:菅田邦穂さん、チェロ:庄司里美さん、ピアノ:東歩美さんのトリオでの演奏でした。誰もが一度は耳にしたことがある、おなじみの曲中心の構成で、楽しいトークを交えながら、深まり行く秋の日に贅沢なひとときを堪能させていただきました。


定例会 10月14日(日)

  秋晴れの空の下、苗木用の木の実を拾いました。木の実を探すのに苦労した去年と違い、森の中はミズナラのどんぐりでいっぱいで、拾っているそばからストンまたストンと落ちてくるのでした。用意した袋は、あっという間にどんぐりでいっぱいになりました。木の実拾いの後、2005年の植林地を歩いてみると、ヤマハンノキは背丈以上に育ち、他の落葉広葉樹も負けじと育っていました。植林した樹々の間には、青紫が目立つリンドウの花やオミナエシなど華やかな花に混じってセンブリも小さい花を咲かせていて、植林地は秋のお花畑になっていました。食べられるキノコを見つけてくる人もいました。まだ小さな樹々の森は、早くも花や収穫が楽しめる恵の森になりつつあります。今年畑に蒔かれる木の実も、何年かすると森を構成する木の一本に育つことでしょう。来春の芽生えが楽しみです。


定例会 9月9日(日)

  地球温暖化の影響か、 9月になっても暑い日が続き、全国的に記録的な高温となったようです。真夏が9 月までずれ込んだ感じですが、これから先このような傾向が続くのでしょうか。9月9 日の定例会は予定どおり苗畑の草取りをしました。最高気温 29℃ と真夏並みの暑さの中、14 名が集まり草取りに汗を流しました。人間が体調を崩すような陽気でも、雑草には影響ないとみえ、苗畑の雑草はまた苗木が見えなくなるほど伸びていました。雑草の逞しさに圧倒されるようです。参加者の中からは、「苗木もこれくらいの勢いで伸びてくれれば良いのに」なんて声が聞こえました。同感です。参加された皆様、きびしい残暑の中、お疲れ様でした。
  7,8,9月と定例会は草取りが続きましたが、10 月14 日の定例会は木の実拾いを行いますので、涼しくなった山の中で気分をリフレッシュできることと思います。なお、去年は木の実拾いのあとに「焼き芋大会」が開催されましたが、今年は木の実拾いにエネルギーを集中しますので、焼き芋はありません。あしからず。


森林インストラクターと歩く蔵王・野鳥の森ハイキング 8月19日(日)

  当日はあいにくの雨でしたが、 8月に入ってから真夏日が続き、 15 日には仙台で37.2 度を記録するなど過熱気味の県内も、 18 日のからの雨で猛暑も一休みといったところでした。森のハイキングコースは 5月のやわらかい緑から黒にちかい濃い緑色になり、林冠は葉で覆われ、雨具なしでもずぶ濡れにならない程でした。森に響く声もエゾハルゼミから主役がかわり、コエゾゼミの声で満たされていました。三階滝が見える河原まで歩き、滝の絶景を見ながら昼食の予定でしたが、残念なことにガスがかかり滝は見えませんでした。滝のかわりに澄川に棲む水棲生物を観察しました。きれいな水を指標するカゲロウやトビケラ、ハコネサンショウウオ、イワナの魚影も観察できました。ハコネサンショウウオについてネットで調べてみると、本州、四国の標高 500〜2500m の山地に分布し、日本で唯一肺を持たないサンショウウオとのことです。野鳥の森近くの澄川が、きれいな川であることを、ここに棲む生物が証明していました。野鳥の森ハイキング、次回は10月20日に開催予定です。


定例会 8月12日(日)

 8月の定例会は苗畑の草取りを行いました。炎天下での辛い作業でしたが、 9名の参加者で雑草と格闘の末、苗木を雑草の被圧から解放しました。熱中症も心配される暑さの中、作業は早めに切り上げました。参加された皆様、お疲れ様でした


定例会 7月8日(日)

 5,6月とイベントが続き、定例会の参加者が少ないのでは、と心配でしたが、20名の参加者で苗畑の草取りをしました。 夏草で覆われた畑も、数は力、お昼までにはすっかりきれいになり、苗木も元気をとりもどしました。
  5月26日に「森林インストラクターと歩く“蔵王・野鳥の森ハイキング”」と題し、新緑の蔵王の森のハイキングと6月30日には不忘山登山が企画されました。5月の蔵王の森では、エゾハルゼミの鳴き声を聞きながら、林床に芽生えた様々な木の苗や草花を観察したり、出発前に配られたカエデ類の検索図を見ながら、森の中のカエデ類を同定したり、楽しい時を過ごせました。会の活動場所の近くに、すばらしいハイキングコースがあることを初めて知った方も多かったと思います。6月の登山は、白石スキー場を出発し、不忘山の山頂で昼食を取り、来た道を帰るという行程でした。当日は曇りがちの天候でしたが、山はちょうど花の季節で、ハクサンチドリやウスユキソウ、山頂近くまで登るとタカネバラが鮮やかに咲いていました。不亡の碑は、第二次大戦終戦間際の吹雪の夜に、米軍のB29が山に激突し、34名が亡くなるという悲惨な飛行機事故の模様を登山者に伝えていました。?年ぶり、?十年ぶりの登山で初めて不亡山に登った方も多かったと思いますが、山を彩る花々や大戦の歴史を語りかける碑など、南蔵王の魅力をまたひとつ発見できたのではないでしょうか。


不忘山登山 6月30日(土)

 参加者14名、初夏の不忘山を訪ねました。ガスで視界がきかないあいにくの天気でしたが、多くの花が我々を迎えてくれました。みなさん、お疲れ様でした。

白石スキー場に集合
仲村さんの解説を聞きながら

ウラジロヨウラク
ガスの切れ目から七ヶ宿ダム方面が
コバイケイソウ
トキソウ
ツマトリソウ
ナナカマド
アカモノ
弘法清水からはキツい登りが続きます・・
ミヤマキンバイ
ウスユキソウ
タカネバラ
ハクサンチドリ
不忘の碑前で
まだ終わりじゃありません、頂上までもうちょっと!
お疲れ様でした、不忘山頂1705m。
山頂のサラサドウダン
ハクサンイチゲの群落の生き残り?
ミヤマオダマキ
チシマゼキショウ
ムシトリスミレ
不忘山北面は花が多いです。

植林祭 6月10日(日)

 約 350名の参加者を得て今年の植林祭は盛大なものになりました。今までにない多数の参加者に駐車場もパンク状態でした。前日からの雨に濡れ、生き生きとした新緑の中、2003年の植林地に約2000本の苗木を植えました。強風や虫、動物の食害により、木がまばらになったところに苗を補い、隙間がないほどに苗木を植え込みました。お昼は雨を避けて、分校跡に会場を移しました。これまでにない大勢の参加者に、トン汁が行き渡るか心配でしたが、厨房班の奮闘で、参加者の食欲に味はもちろん、ボリュウムの面でも十分応えられました。昼食のあとは、 『チェロ&ピアノの調べ・・・新緑の森の中で』と題し、コンサートが開催され、山小屋はチェロとピアノの音色につつまれました。今日一日を振り返ると、木を植え、山小屋でのチェロのコンサート、なんだか昔読んだ、宮沢賢治の童話の世界がイメージと一緒によみがえりました。植林地まで歩いての移動や、雨の影響で昼食会場の変更など、いろいろありましたが、悪天候にもかかわらず、参加いただいた皆様に感謝申し上げます。コンサートでは心にしみる演奏を聴かせていただいた、庄司里美さん、阿部恵美子さん、素晴らしい演奏をありがとうございました。そしてGRのスタッフのみなさんのご苦労を讃えたいと思います。


春を食べる会・ヤマハンノキ植林 5月13日(日)

 参加者34名中、一般からは子供3名を含む12名の方に参加いただきました。新聞で紹介された効果が現れたようです。当日は時折にわか雨の降る不安定な天候でした。料理ができるまでの間、ヤマハンノキなどの苗木60本ほどの植林体験を通じて、一般参加の方に会の活動について理解していただきました。お目当ての山菜料理は、今年もたくさんの山菜が集まり、天ぷらや和え物に調理された春の味覚がテーブルを埋め尽くし、一同大満足でした。調理スタッフのみなさま、お疲れ様でした。

にわか雨が降る中の植林、お疲れ様でした。
植林地から小屋まで散策。
にわか雨が降る中の植林、お疲れ様でした。
植林地から小屋まで散策。
天ぷらやおひたしが並びます。
食材の説明後、たらふくいただきました。
天ぷらやおひたしが並びます。
食材の説明後、たらふくいただきました。

定例会 4月8日(日)

 トントントン小気味よい音が作業小屋周辺に響き渡り、椎茸、ヒラタケ、クリタケのホダ木が次々に仕上がっていきました。4月の定例会は、キノコ作り第二段階の植菌を行いました。20名が参加し、なれない手つきで、ドリルで原木に穴を開け、種コマを打ち込みホダ木に仕上げていきました。単調な作業でしたが、収穫を夢見て、皆目を輝かせて作業をしました。この日は、菌の活着を目的としたホダ寄せ(仮伏せ)の行程まで完了しました。道具類が十分に集まるかどうか心配でしたが、宮城県森林インストラクター協会のご好意で十分な量の道具類を貸していただき能率良く作業ができました。この場を借りて御礼申し上げます。ホダ木を覆う古毛布も十分に集まり、協力いただいた皆様、ありがとうございました。このあとは本伏せの作業を6月頃に予定しています。収穫へ向けてもう一汗流しましょう。

ドリルで穴を開け、菌を打ち込む
百本が目標
ドリルで穴を開け、菌を打ち込む
百本が目標
種類別に積み上げ
毛布を濡らしてくるむ
種類別に積み上げ
毛布を濡らしてくるむ

定例会 3月11日(日)

 女性6名、男性4名の計10名の参加者で、苗の根回しとヤマハンノキ約300本を2003年の植林地に補植しました。根回しに掘り起こした苗木も、植林用に掘り起こしたヤマハンノキにもイラガの繭が少なからずついていました。
  例年なら雪の残っている南蔵王の中腹部も、記録的な暖冬のせいで草原が現れていました。この日は、時折冬を思い出したかのように吹雪く中での作業でした。予定した分は女性陣の活躍でなんとか全部植えきりました。吹雪の中お疲れ様でした。


森の教室 2月25日(日)

 椎茸作りスタートの日となりました。参加者5名で、小原地区の山林からホダ木にするコナラを切り出しました。この冬一番の冷え込みの中、全員汗だくで何とか一日で約100本のホダ木を用意できました。4月に菌を打ち込む予定ですが、人手のかかる作業なので収穫の喜びを味わいたい方、多数の参加をお待ちしております。


総会 2月11日(日)

  柴田町船岡公民館で、2007年度総会が開催されました。今年度の事業計画案は、昨年のアンケート結果を考慮し、土曜日の活動を盛り込みました。活動内容は、「森林インストラクターと歩く”蔵王・野鳥の森ハイキング”」と題し、新緑から紅葉までの森の移り変わりを観察できるハイキングや不忘山の登山を計画しました。他には、椎茸作りを計画し、会の活動の幅が広がる一年になりそうです。 総会後は食のギャラリー「花菜(はな)」で新年会を開催しました。心のこもった料理を堪能し、参加者一同、大満足のうちに閉会しました。

2007年総会

炭の利用法
  総会の出席者から、炭の利用法についてアイディアが寄せられたので紹介します。
・蔦で作った篭に入れて消臭用として利用(インテリアとしてもGOOD)。
・切り花の包装に使う不織布をホッチキスで留め袋を作り、炭を入れ防湿、消臭用として使用。
・風呂水の浄化、飲料水の浄化。

※会ではスギの炭を1kg500円で販売しております。ご希望の方は事務局に連絡願います。

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