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2023年度 活動報告 

 >2022年度

●3月26日(日)9m以上の樹木調査、自然観察
 なにも今日が雨でなくても、と恨む。白石市ではサクラの開花宣言があり、山々の木々もほころび始め、草花も開きつつある季節、もう1日好天が欲しかった。予定を変更し、シラカバのシロップ採集現場の視察と動物観察カメラの設置をすることにした。キブシとマンサクが雨天に黄色い花をかざし、コブシはポツリポツリと白い花を膨らませつつあり、期待のスハマソウは残念ながらまだ蕾、カタクリもペリカンの嘴が閉じた様、キクザキイチゲも蕾、セリバオウレンだけは小さい花火の様な白い花をそこらじゅうに咲かせて見せてくれているが、何故か淋しい。
 前会期待薄だったシラカバのシロップをいただいた。なんと、煮詰めるとメープルシロップに引けを取らない程の甘さではないか。これを、どなたかはウイスキーに入れて楽しむらしい。やってみるもんだな、と、前会の言葉を撤回する。
 昼食後も雨が止まず、冬の観察動画を観る。リスの森の4頭のシカは圧巻、ツリーハウス前のウサギやキツネも元気、小屋前にはイヌが遊び?に来ていた。これからもどんな映像を見せてくれるか楽しみ、、。 参加者:6名
キブシ、マンサク スハマソウ、カタクリ キクザキイチゲ、セリバオウレン

3月12日(日)倒木処理、井戸の掃除
 曇り空、風もなく、暖かい、例年の事だが「倒木処理」に彩遊の森へ。ヤマハンノキが朽ちて立ち続けていたり、まだまだ元気そうだが風雪に耐えきれず根をあらわにして倒れたりと色々であるが、他の広葉樹の生育を助けてくれたことに感謝をしながら切断させてもらう。まだまだ春の強風があり、これからも倒木があるそうである。前回の観察動画にリスの森で4頭の鹿が撮れており、3頭に立派な角があったという話をしながら、ふと「鹿の角落とし」という言葉を聞いたのを思い出す。「鹿の角、どっかに落ちていないかな」と言ったら、「まあ、針を探すようだ」と一蹴されたが、探してみたい。
 午後はそのリスの森でも倒木処理に奮戦。久々の運動のせいか帰り道の緩やかな上り坂の長いこと。ようやく小屋に着いて、前会から採取していたメープルシロップをいただく。朝から薪ストーブで煮詰めていたせいか、甘いこと、これはいい、疲れがとれた。今度はシラカバのシロップを採ろうと言う、その挑戦には期待したいが。  参加者:3名
 ※「鹿の角落とし」とは、春に吹く風のことらしく、鹿の角を吹き落とすほどの強風のことらしい。但し、鹿の角は生え変わるため3〜4月頃自然に落ちるそうな。落し角(おとしづの)、晩春と言う季語もあるようです。
倒木、彩遊の森 倒木処理作業、彩遊の森 オオイヌノフグリ、フユノハナワラビ


2月26日(日) スノーシューで歩く会、メープルシロップ採取
 途中、烏帽子スキー場はちょっぴり見えるが、白石スキー場は雲で見えず。除雪の行き届いた道を通り、雪寄せすることなく作業小屋前に駐車できた。まずはほっとする。
 スノーシューを履かずとも雪上移動は楽々。青空で最高と思っていると、突如吹雪となる気まぐれな天気に付き合いながら、小鳥の森のシロップ採取とリス・アナグマの森の動物カメラ設置に分かれて行動をする。久々にノウサギの丸い糞を見つけた。かっては作業小屋付近でも兎の痕跡がふんだんにあった。植林したケヤキの皮を兎に食べられ、裸ん坊にされ、憎んだこともある。植林木が成長し、野原が少なくなり、付近に兎が少なくなったのではと言う説も・・・。
 昼ご飯を食べながら、シロップはまあまあ溜まっているが、凍ってて今日は試飲できないと聞く、次回が楽しみである。その後、彩遊の森に設置しているシロップの状態確認・カメラ設置・枝打ちをしながら倒木を探して過ごす。そんな姿を植林木たちは、ピッカピカの新芽を出して見つめているのでしょうか。まず咲く、マンサクも場所によっては黄色い花芽を覗かせているが、まだ出し惜しみをしているようである。もう少し待っていなさいと。  参加者:3名

枝打ちとカメラ設置、シロップ採取 ウサギの糞と足跡 植林したブナの殻斗と新芽、マンサクの花芽

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