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2023年度 活動報告 

 >2022年度

12月3日(日)残った作業の消化、冬季動物生態観察用カメラ設置
 蔵王の山々が黒い谷筋を模様にして銀色に輝いている。雪は作業小屋近くの道脇にわずかに残っており、植林地内はうっすらと積もって、青空と眩しいほどの白さは葉を落とした植林木を際立たせている。
 小鳥の森の小屋入口付近、落葉だけではない、いやにスッキリ感がある。ヤマハンノキの丸太が積みあがっているのを見ると、間伐をしたのであろう。知らぬ間にありがとうございました。その続きか、今日の作業は彩遊の森の間伐、チェーンソー2台出動、片付け班はノコギリ持参で出発。木々の枝が青空にパズルの様な絵を描いている。間伐するヤマハンノキを物色、そして乾いたチェーンソーの音が山々にこだまする。
 動物観察用カメラ班は、今年楽しませてくれたカメラ4台の撤去作業に向かう。広葉樹たちは今年もいっぱい葉っぱを落としてくれた様で、雪の下はふっかふか、足が沈むごとに枯葉のこすれる音がする。
 午後、散策と冬用カメラの設置とに分かれた。カメラの設置が終わり、車を移動しに行ったSさんが手招きをし、小さな声で「キツネが何か咥えて道路のあっちからやって来て、私に気づくと、反転して笹藪の方に逃げて行った」と言う。この時期、まさか人に遭うとは思っていなかったのだろう。相当慌てたのか、獲物を落として行った。大きい爪、太い毛、イノシシの脚と思われる。キツネは肉食に近い雑食性だと聞く、ネズミ・リス・ウサギまでなら想像もつく。イノシシは何かの犠牲になっていたのか、それとも自然の営みの変化を教えてくれているのか。私たちの帰った後、キツネは必死に大切な冬の食料を巣穴に運んでいるのだろうか。  参加者:6名
 今年は、植林木の成長を促すために枝打ちやヤマハンノキの間伐が主でした。荒浜の植林木も、温暖化による酷暑を乗り越え頑張っております。私たちも、負けずに来年も元気にお会いしましょう。
間伐中、彩遊の森 アカゲラ、メジロの巣 キツネの忘れ物

11月26日(日)樹高計測、クズの駆除、定点撮影 
貞山堀の橋の上、堀から鴨の群れが飛び立つ、その向こうにヤマハンノキの林が見える。葉は少し落ちているのか、透けて見える。近づいて行くに従い、元気だと言っている。その下で守られ、あの暑さに負けず、よく頑張ってくれた植林木、涙が出そうになる。
 みんな集まった、まずは計測木の樹高と元気さを測定、ざっと見るに夏と変わらないように見える。測定値をまだ比較してないので分からないが、とにかく今年の暑さを乗り越えてくれただけでも嬉しい。この冬も乗り越え、来春には瑞々しい葉っぱを付けてほしいと願う。今年はクズの駆除を3回行ったが、来年もめげずに進出してくると思う。一緒にクズに負けず頑張ろう!クズさんには、ごめんなさい。
 計測木の銘板名も補修、剪定もした。アレっと気が付いた。当植林地の入り口に立てていた案内板と言うか看板が、根元が腐って倒れている。これは捨てておけないと、スコップで掘りなおし、応急処置をして立て直した。来年は新品にしたいと思います。来年も、またその次も私たちは来たいと思っています。海風や寒さ暑さにめげず、頑張って下さい。今年も生きる力をありがとう。  参加者:7名
 次会は今年最後「12月3日(日) 10:00 作業小屋」、残った作業の消化、冬季動物生態観察用カメラ設置など、です。
樹高計測・銘板補修・剪定作業 計測木抜粋、ブナ@・コナラB カスミザクラ@にコウモリガかな??

11月12日(日)例会 大掃除・理事会・自然観察
 今年も大掃除の季節となりました。参加者が少なかったのですが、作業小屋の中と物置小屋、薪割り、作業小屋の一部塗装、動物観察班と別れて活動しました。大掃除の功労者は菊地さん兄弟!若い二人が丸太をスパーン、スパーンと気持ちよく割って、写真の通りの薪にしてくれました。これで5月まで安心ですね。
 
 <理事会>来年度の総会・理事会の日程と、荒浜海岸の今後について協議し、次の通り決まりました。
総会:2月11日(日)10時  新年会:中止
総会準備の理事会:1月28日(日)9時
場所:どちらも名取駅コミュニティプラザ
荒浜海岸植林地の契約を2年延長する

<動物の動画鑑賞会>水場でカモシカがクワの葉を食べる様子に、驚きの声が上がっていました。初めて観る人もいて、みんなで楽しみました。

 自然観察会は今回もキノコ探しが中心で、ナメコを少しとムキタケを沢山採りました!菊地さんがクマ顔負けの木登りで採ってくれましたよ。
 秦さんが久し振りに参加して、昔話に花が咲きました。
                                           (参加者:11名)
キノコ採り ムラサキシキブ他 薪割り、ナナフシ

10月22日(日)例会 ヤマハンノキの間伐
 自宅から植林地へ向かう途中で、山頂に白いものが見えました。雪です!!先日まで暑い、暑いと言っていたのに、雪とは!!酷暑から一気に冬に向かうのでしょうか?
 作業小屋に着くと、井戸水のポンプに新しい囲いができていました。四釜さんが丁寧に作ってくれたので、いたずらネズミも手を出せませんね。この冬は一安心です。
 午前中の作業は、作業小屋そばのカラマツの大木とヤマハンノキ6本を伐採。空間ができ光が入るようになったので、縮こまっていたトチノキやミズナラ、ヤマボウシたちは、元気になってすくすく伸びていくことでしょう。今まで守ってくれたヤマハンノキの皆さんに感謝!です。
 午後は、動物撮影班とキノコ採り班に分かれて活動。撮影できていないカメラがあり、担当者はがっかりしていましたが、キノコ採りのメンバーからハナイグチを沢山分けてもらって大喜びしました。   
                        (参加者:4名)
ムキタケ(左)、ヌメリスギタケ(右) 野鳥等に利用された跡 カラマツ伐採作業
今までのポンプボックス 新しくなったポンプボックス

10月14日(土) 「あそびのワンダーランド」に参加
今年も柴田町で開催の子ども向けのイベント「あそびのワンダーランド」に参加しました。木の実や枝を使って飾り物を作りました。参加者は多くはなかったのですが、一人で5個も作る子もいて楽しんでくれたようです。
 個性あふれる作品の数々をご覧ください。
                    (参加者:親子で21名、会員2名)
お菓子のような物も・・・ みんな楽しんで作りました! 作り出すとみんな熱中症!!

10月8日(日)ヤマハンノキ間伐
 作業小屋に入って来るなり「雨が降って来るから早く行こう」と。白石方面は明るいが、油断大敵、すぐにチェーンソーなどを積み込みノコギリを腰にして出発。カメラ班は彩遊の森から設定し、リスの森で合流することに。途中、リンドウが咲いていた。別名は「イヤミグサ」、「胃病み草」の意味で「ケロリグサ」とも言われているとか、特に根は大変苦くて薬用になるそうな。また、小鳥の森では同じ様な色のオクトリカブトが咲いていた。こちらは日本三大有毒植物の一つだと言う。そうこうしているうちに合流した時は間伐が終わっていた。
 昼食後、暫く観ていなかった動物の観察動画を観る。イタチが頻繁にアナグマの穴から顔を出したり、同じ穴の出入り口でアナグマの子供が寝そべっていたり、子熊がカメラに悪戯したり、ウリ坊の仕草に沸いた。
 その後、朝にいただいた茸の味が忘れられないのか、茸採りに。とは言え、長年の植林経験者たちも、茸を知っている者は少ない。見よう見まねで採ってみるが自信はない。その内、傍にいたはずがバラバラに。こんな時、役に立ったのがスマホである。山に入るなら携帯電話は必ず携帯するように!。なんとか皆さん、採った茸を離さず無事に作業小屋に戻って来た。熟練者に仕分けをしてもらい、帰宅。年甲斐もなく冒険して若返った一日でした。みなさんご無事で、またお会いしましょう。 参加者:11名
リンドウ、オクトリカブト 今日の間伐終了 何?、これ

9月24日(日)全観察路を歩き、昨年の記録を基に各ポイントに名前を付ける
 雨は落ち着いたが、日照りで色が変わった広葉樹の葉は元に戻らず、落葉。そんな風景を見ながら登って行くと、作業小屋付近から草刈り機の音が聞こえて来た。今日の予定は近々ある枝打ちと間伐の下見とカメラのSDcardの取替に変更。アナグマの森では、前会の動画で観たイノシシ・アナグマ・クマなどが、さらによく写ってくれと映像の邪魔になっていたチマキザサを2本ばかり切ってやった。が、不審に思われ、仇にならないかと心配になる。リスの森のウワミズザクラ数本に今年のクマの爪痕、痛々しい。来年は、このクマたちを撮ってやろうと話していたら、下見のメンバーと出会った。下見もしてるのだろうが、茸を探しているようにも見える。長雨の後、茸たちの成長チャンスに出くわしてしまったようである。移動して、彩遊の森の設置も終り、作業小屋に戻ると下見班は茸を並べて図鑑と首っ引きである。お腹がすいたからと昼ご飯を先にする。
 午後、観察路のポイントコースの確認作業と、散策に分かれる。茸熱は下がらず、ほぼ林床を見て歩く。タマゴタケが目に付く、美味しいのだとか、本当だろうか。好みの茸は、まだ見えない。 参加者:5名
イノシシ親子(8.12の動画より) アナグマの子供(9.12の動画より) クマ(8.26の動画より)
下見、リスの森 クマの爪痕

9月10日(日)白石スキー場の植生観察、垂清沢のブナ林観察
 待ちに待った雨が9月4日から漸く降ってくれ、仙台市荒浜海岸の植林木も息を吹き返えしてくれているかと思うと、初めての垂清沢の観察もワクワクである。山林の中は、曇り空のせいばかりでなく薄暗い。ブナだけではなく、いろんな樹種が林立している。途中、急に明るくなった。沢沿いの太いブナが倒れている。この1本のブナが役目を全うして、その周りからいろんな樹種の若苗が太陽に向かって顔を上げている。こうして絶えず、山林は洪水を軽減し、渇水を緩和し、水質を浄化し、里や海を豊かにしてくれているのだろう。色んな草花にも会い、豊かに流れる水が心地よい。
 作業小屋に戻る。昼食後、食料獲得班と動物カメラ班になんとなく分かれる。食料と言っても、この日照りと暑さではまともに果実を熟させてくれはしないだろう。小さく、早めに色だけを付けているものが多い様に思う。ところが、小さなヤマナシをみんなでいただいたら、甘くて美味しかった。カメラ班は、4週目の収集となるので気になる。チラッと覗くに、彩遊の森水場ではイノシシたちが水を求めて来てるらしい。ウリ坊がいっぱい闊歩してるみたいだとか。 参加者:10名
山林や植物などの説明を受ける ブナの倒木に遭う 今日の終点に到着、お疲れ様

8月27日(金)荒浜海岸林 刈払い、クズの駆除、定点撮影
 台風10号のせいか、雲が多い。が、決して涼しくはない。荒浜貞山堀の橋の上から西側の植林地を見る。アレっと思う。住宅地のケヤキの街路樹などを見ていて、もしやと思っていたが、葉っぱが枯れたり、透かされている様に見える。いつもの緑みどりしたヤマハンノキの林ではない。途中、先人に会い「スコップを置いてあるから掘ってみて」と言われる。恐る恐る近づき、測定木を見ると葉の周りが枯れたのはまだいい方で、すっかり葉を落としている木もある。地面を掘ってみるまでもない、この日照りと盛った砂地では相当の深さまで水の気配がないようである。それでも、よく耐えて、まだ生きている。少しでも水を与えたい。雨を降らして下さいと、周りの雲たちにお願いをした。洪水にならない程度にお願いします!
 そんな状況はとんと知らんとばかりに、クズは周りから押し寄せている。柵の内外から草刈り機やノコギリなどで切っては捨てて行く。柵の内に入っているのが厄介である。休憩をとりながらなんとか終了。この暑さでは午前中が限度と、駐車場の東屋で昼食とする。東北の雨はまだ期待できない様で、せめて温度が下がることを期待する。 参加者:5名
 ※前会の観察動画より写真添付:不忘山の植林地ではアナグマが昼夜を問わず巣穴のリフォームを始めました。リスの森混交林ではクマ・テン・タヌキ・リス・ネズミなどなど元気なようです。ホームページの動物観察動画もご覧ください。
測定木の一部の状態 クズの駆除、休憩中と終了 8月4日からアナグマが巣穴の整備を

8月11日(金)自然観察、昨年の記録を基に観察路各ポイントに名前を付ける
 台風6号が沖縄・奄美・九州に被害をもたらして去り、7号は西・東日本に上陸すると予想されている。その影響か、わずかながら雨の恵みを受けた稲穂が頭を垂れている。山は涼しいかと思いきや蒸し暑いのに、小屋の中は開け放たれ涼しい。枝払いをしながらの自然観察班とカメラの点検をする動物観察班が出発した。植林木の成長のお陰か、森の観察路に入ると光があまり射さず、過ごしやすい。今日はお盆にも近く、午後から用事のある方が多いようで、午前で作業を終わらせる。
 午後、残った者で散策に行く。今まで気付かなかったが、リスの森元林のブナの大木の白い肌に、クマの登った爪痕がクッキリ残されていた。こうやって登って遥か上で、好物のブナの実を落ちもせず食べていたのだろうかと感心する。登るより降りる方が怖いような気もする。そして、アナグマの森へ。ここもビックリ、獣道沿いのウワミズザクラ数本に今年のクマの爪痕がいっぱいある。ウワミズザクラの実はまだ余り熟していないので安心していたのだが、枝は折られ、真下に糞もある。さぞ美味しかったろう。ここにカメラを設置すべきであったかと地団駄を踏んだがもう遅い。来年に期待したい。 参加者:8名
 追伸:13日朝、リスの森観察路付近のウワミズザクラの実も食べられていたと連絡が入りました。まだ熟していないはずなのに何故だろうか?暑さのせいでクマも水分を補っているのだろうか?
 ※次会は「8月27日(日) 10時 仙台市荒浜海岸公園センターハウス前」集合です。
クマ食事中、彩遊の森、6月26日5時の動画より クマが食事に登ったウワミズザクラ、アナグマの森 クマが根元に残した枝と糞、アナグマの森

7月23日(日)彩遊の森の枝打ち(アカマツ)
 秋田などに被害をもたらした大雨は、自然の恐ろしさと自然を守る大切さ大変さも教えてくれた。そして予報は太陽マークが連なり東北も梅雨明けとなったが、まだカラッとした青空にはならず、不忘山は雲に隠れている。
 駐車場に着く、今朝草を刈ってくれたらしい、気持ちよく止めて降りる。キキョウが咲いている、ガマズミの実が赤くなっている、あっちにヤマユリが、こっちのクルマユリはまだ蕾か、蝉や鳥がけたたましく騒ぐ、嬉しいのだろうか。
 今日は枝打ちをするというので、枝打ち班は長ノコギリを持ち、腰に短いノコギリを差して颯爽と出発した。動物観察班は、先日クマ狙いでクワの木を焦点に設置した2台のカメラの状況を期待して見る。が、なんの気配も無し、ガッカリ、撤去したカメラが重い。気を取り直して常設のカメラへ移動すると、皮肉にもクマの親子が撮れていた。喜んだ。しかし、ただ喜んでいられないものが頭をよぎった。今秋、ツキノワグマの好物のブナが「大凶作」と予測され、クマが餌を求めて人里に下りる可能性があり、警戒が必要だと言われているとのこと。最悪の事態にならないように祈る。生態系と森林の在り方、温暖化などを根本から考え直すことを突き付けられている様で辛い。
 午後、混交林で杉の間伐材の皮むき体験と枝打ちをし、アナグマの森の散策も行う。 参加者:6名
 ※次会は「8月11日(金) 祝日、山の日」です。お間違いないようお願いします。
キキョウ、ツチアケビ クルマユリ、ヤマユリ 杉丸太の皮むき、アナグマの森散策

7月9日(日)荒浜海岸林 刈払い、クズの駆除、定点撮影
 天候不順だと?、いやいや、少し雲は残っているが、暑くなりそう。荒浜海岸公園センターハウスの駐車場は、海岸清掃・サーフィン・釣り・サイクリングの人達ですぐ満車になった。震災・コロナでは考えられなかった光景だ。
 積水さんが応援に来てくれた。みんなを待つ間、先行して定点写真を撮りに遠目からもすぐ分かる森に行く。早めに来て作業をしたのだろう、もう3分の1程下刈りされている。ヤマハンノキの成長は速く、成長の遅い広葉樹達を保護してくれているのだが、育ち盛りの若木たちを日陰におくわけにはいかない。集合したのでミーテイング、早速、刈払い・枝打ち・クズの駆除に分かれて作業開始。見る見る明るくなって行く。みんな、伊達に年を取ってはいない様である。
 休憩を挟んでの作業中、写真を撮れと呼ばれる。「オオミズアオ」がヤマハンノキに。幼虫から成虫になると、口という器官がなくなってしまい、しかも成虫の命はわずか1週間程。その限られた時間でパートナーを見つけ、子孫を残さなければならないので食べてる場合じゃないらしい。この蛾も愛を探して飛び疲れ、束の間の休息をしていたのかも。
 枝打ちのお陰で周りの景色が良く見える。また、お陰で計測木を含む広葉樹たちがさらに元気に伸びてくれると思う。が、ほんの少し死んだふりをしているものも、元気になってほしいとヤマハンノキの幼木を傍に少し植えた。
 作業終了後、移動しようとしたが、1名不明。なんと、柵の奥にまで入ってクズの駆除を頑張ってくれていました。区切りをつけ、揃って東屋に行き、お喋りしながら昼食。サーファー達も海から上がって来た。 参加者:9名
ミーティング、休憩 オオミズアオ、ベニシジミ アベマキ、イヌシデ
カスミザクラ、ケヤキ コナラ、ブナ クズの駆除

6月25日(日)彩遊の森の枝打ち、木工
 沖縄地方は梅雨明けしたとか、東北はまだまだなようで、少しノコギリを挽くと汗がしたたり落ちる。今日の枝打ちは、作業小屋周辺から始まった。かってススキの原野の様な所が、陽が射さない程の林になった。植林した木々の成長を喜んでいいのだろうが、暗くなった林を明るくするのはなかなか大変である。時々、「休憩!」の叫び声に呼応して集まり、草花の植生の変化などを話し合う。植物たちは知らぬ間にそれぞれの環境に合わせて生きているようで、林床には無数の種がひそみ、私の出番はいつなのかととじっと待っているのではないだろうか。そう言えば、彩遊の森のチマキザサが花を付け、枯れてきた。その跡にどんな植物が現れてくるのか楽しみである。水分補給をしてまたひと働き、少しは明るくなったろうか。「お昼だよ〜!」、「ハーイ!!」、元気がいい。
 午後は散策でもとなり、1箇所動物観察カメラを増設してから合流。彩遊の森のそんなに太くない桑の木、枝打ちでもしたかのように折れて重なって地についている。この枝の太さでは子熊でも耐え切れないだろう。大きな桑の木の実はまだ熟していないのかまだ今年の痕跡はない。その内上るだろうか。 参加者:5名
 次回7月9日(日)は「荒浜海岸林の刈払い、クズの駆除、定点撮影」です。お間違いないように。
枝打ち作業 クマの食事跡、桑の木 クマシデ、クルマユリ

6月11日(日)混交林、アナグマの森のカラマツ伐採、木工(工具説明)
 途中、また田植えをしてる人達に会う。其々時季があるのだろう。雨が強くなって来た、大丈夫だろうか。
 駐車場に着くなり、丸ノコやサンダーの音が植林地に響き渡る。ホトトギスが負けずと叫び、遠くでキジも応えている。この雨では伐採作業もできず、何かを作っているようだ。まな板のようである。包丁が傷みにくく、木ならではの音と香りを楽しむ「木製まな板」、手入れのコツさえしっかりおさえておけば、快適に使えるそうである。
 お昼ご飯、食べました。少し小降りになってきた様なので、身近なところでフキでも採りに行こうかとなった。ちょっと早いようだが、太めのを探して採る。サンショウの実は採り頃、雨も気にならなくなった。オオナルコユリも咲いている。これはヤマユリか?、蕾が付いている。ヤマユリはイノシシに根を掘られ、当植林地では絶滅危惧種に指定したい程の貴重なものになっているのである。なんだかんだと天気に文句を言いながら、いい一日を過ごすことができました。ゼンテイカ(ニッコウキスゲ)の花の味もなかなか乙だったでしょう!! 参加者:9名
木工細工 フキ採り、ヤマユリ? ノイバラ、ゼンテイカ(ニッコウキスゲ)

5月28日(日)混交林、アナグマの森のカラマツ伐採
 ピンクのタニウツギが緑の林にひときわ映える。地方によっては「田植え花」とも。来る途中、大型の田植機が稲の苗を満載にして働いていた。遅い田植えだなと思って来たが、普通だったのかもしれない。
 今日の作業は予定通り前回やり残したリスの森混交林のカラマツの間伐。広葉樹や杉の木を傷つけずに倒されて行く、見てる方は気持ちいいが作業する方は必死である。その分、空が開け、実験林の樹々の成長を促す。
 昼休み、先日の観察動画に撮れていた母熊と子熊2頭の写真を見る。昨年はブナの実は不作であったが、コナラやミズナラなどは豊作だったのだろう。注意して散策をお願いします。
 そして午後、その彩遊の森へ散策に行く。幹線道路脇、1本のブナの幹が害虫にやられている、どうしたものか。ヤマハンノキに寄生したヤドリギが益々元気を失っているよう。トチノキは花びらを落とし実をつける準備をし、ホオノキが初めて5・6個の花をつけ、サラサドウダン・ツリバナ・ヤブデマリ・ミズキなどは花盛り、ヤマボウシはこれから、足元にはハルジオンから何から書き尽くせない草花が歩くのを邪魔する。いい季節だ。  参加者:3名
間伐作業、リスの森混交林 間伐作業、リスの森混交林 母熊と子熊(2頭)
ホオノキ タニウツギ、ミズキ サラサドウダン、ヤブデマリ

5月4日(木)自然観察、山菜採り
 いい天気です。植林地はサトザクラが満開、そして何よりも植林した広葉樹が眩いほどの新緑で迎えてくれた。作業小屋に入るなり「ギョウジャニンニクを見つけた」と、当植物リストに追加されることになる。
 今日の作業はカラマツの間伐をすることとなった。リスの森混交林のカラマツの成長が早く鬱蒼としてきたと言う。現地で改めて見ると、広葉樹とスギの実験林にカラマツが込み入っている。そんな中、他の樹木に傷をつけない様にロープで誘導しながらの伐採もし、切断・枝処理作業などに午前中いっぱい費やした。
 午後、春先の観察動画を観る。どうしたか、弱ったイノシシが倒れ、カラスに突っつかれ、辛うじて起き上がり水を飲み画面から消えた。また、タヌキやカラスがアズマヒキガエルを引き裂いて食べている。しかし、同じ水場でカエルも負けずと卵を産んだのか、今日は小さなオタマジャクシでいっぱいであった。動物の生きざまをみた様な。
 そして漸く予定の自然観察、山菜採りに彩遊の森へ。Sさんがそっと小声で、さっきそこでタヌキと目を合わせたと。帰り道、私もタヌキと目が合った。同じタヌキに騙されているのだろうか・・?  参加者:8名
間伐作業、リスの森混交林 間伐作業、リスの森混交林 キビタキ、タヌキがカラスを襲うが失敗(動画から)
ギョウジャニンニク ラショウモンカズラ、トチノキ ズミ、サトザクラ

4月23日(日)春を食べる会、お花見、自然観察
 多少風は寒いがいい天気、蔵王連峰が呼んでいる。温暖化のせいか、花の名所では例会に合わせて季節の花を遅咲きの花に植え替える所もあるという、予定を2週間早めての「春を食べる会」は正解かもしれない。
 まずは材料の準備、植林地へ山菜を摘みに行く。そして恒例の天麩羅が、当会の歴史から天麩羅を揚げて30年以上と言うベテランに気合をかけられ、またプロの方に応援されて順序良く揚げられていく。一方、和え物などが手際よく皿に盛られていき、外に簡易テーブルが用意され、美味しそうな山菜料理が並べられた。
 定番の山菜料理が見てるまに皆さんの口の中に入っていく。また、ヨモギの天麩羅は初めてという方もあり、イタドリが食べられるものだと思っていなかった方もいたが、大成功でした。これだけ山菜を食べれば、無病息災間違いなしです。そして、今回初めて参加してくれた方たちを中心に話が盛り上がった。これからもよろしくお願いします。
 その後、腹ごなしに彩遊の森を散策。クロモジ・シラネアオイ・スミレ・ナツトウダイ・ヒトリシズカ・フデリンドウの花などなど、そしてブナを始め広葉樹の新葉が森を鮮やかにしていく様に心も体も洗われた。 参加者:17名
まずは、山菜採りに 調理中 そして、食べる会
イカリソウ、ヒトリシズカ クロモジ、タチツボスミレ カジカエデ、ブナ

4月9日(日)雪の森の観察会
 朝、自宅を出発する直前に、「積雪のため活動はできない。」との連絡がありました。2日前に白石市は20度を超える暑さだったのに、まさかの雪!遠刈田からも積雪10cmとの連絡あり。桜は満開が過ぎ、春爛漫の時期に雪とは!
 しかし、よく考えれば4月に山で雪が降るのは当たり前のことでした。積雪で植林地までたどり着けなければ戻るつもりで出発したところ、どこまで行っても雪はなく、道路に雪があったのは作業小屋に近付いてからでした。さすがに植林地は雪が積もっていました。
 風が強く、動物生態調査のカメラ班の活動以外はできませんでした。コブシは散り始め、エドヒガンが咲き出し、キブシは満開。木々は芽吹いているのに、アナグマの穴は雪に埋もれ、平均台も雪をかぶっていて、春と冬が交差しているように感じました。
 素晴らしかったのは、雪に咲くカタクリ!一面の雪の中から薄紅色の可憐な花が、つんつんと顔を出している様子は、今まで見たことの無い光景で感動しました。見られなかった皆さんは、写真で楽しんでくださいね。
 昼食を食べながら、「山菜の生育が進んでいるようなので、『春を食べる会』を4月23日に早めよう。」ということになりました。 (参加者:6名)
ワサビ カタクリ カラマツー雌花、雄花

3月26日(日)9m以上の樹木調査、自然観察
 なにも今日が雨でなくても、と恨む。白石市ではサクラの開花宣言があり、山々の木々もほころび始め、草花も開きつつある季節、もう1日好天が欲しかった。予定を変更し、シラカバのシロップ採集現場の視察と動物観察カメラの設置をすることにした。キブシとマンサクが雨天に黄色い花をかざし、コブシはポツリポツリと白い花を膨らませつつあり、期待のスハマソウは残念ながらまだ蕾、カタクリもペリカンの嘴が閉じた様、キクザキイチゲも蕾、セリバオウレンだけは小さい花火の様な白い花をそこらじゅうに咲かせて見せてくれているが、何故か淋しい。
 前会期待薄だったシラカバのシロップをいただいた。なんと、煮詰めるとメープルシロップに引けを取らない程の甘さではないか。これを、どなたかはウイスキーに入れて楽しむらしい。やってみるもんだな、と、前会の言葉を撤回する。
 昼食後も雨が止まず、冬の観察動画を観る。リスの森の4頭のシカは圧巻、ツリーハウス前のウサギやキツネも元気、小屋前にはイヌが遊び?に来ていた。これからもどんな映像を見せてくれるか楽しみ、、。 参加者:6名
キブシ、マンサク スハマソウ、カタクリ キクザキイチゲ、セリバオウレン

3月12日(日)倒木処理、井戸の掃除
 曇り空、風もなく、暖かい、例年の事だが「倒木処理」に彩遊の森へ。ヤマハンノキが朽ちて立ち続けていたり、まだまだ元気そうだが風雪に耐えきれず根をあらわにして倒れたりと色々であるが、他の広葉樹の生育を助けてくれたことに感謝をしながら切断させてもらう。まだまだ春の強風があり、これからも倒木があるそうである。前回の観察動画にリスの森で4頭の鹿が撮れており、3頭に立派な角があったという話をしながら、ふと「鹿の角落とし」という言葉を聞いたのを思い出す。「鹿の角、どっかに落ちていないかな」と言ったら、「まあ、針を探すようだ」と一蹴されたが、探してみたい。
 午後はそのリスの森でも倒木処理に奮戦。久々の運動のせいか帰り道の緩やかな上り坂の長いこと。ようやく小屋に着いて、前会から採取していたメープルシロップをいただく。朝から薪ストーブで煮詰めていたせいか、甘いこと、これはいい、疲れがとれた。今度はシラカバのシロップを採ろうと言う、その挑戦には期待したいが。  参加者:3名
 ※「鹿の角落とし」とは、春に吹く風のことらしく、鹿の角を吹き落とすほどの強風のことらしい。但し、鹿の角は生え変わるため3〜4月頃自然に落ちるそうな。落し角(おとしづの)、晩春と言う季語もあるようです。
倒木、彩遊の森 倒木処理作業、彩遊の森 オオイヌノフグリ、フユノハナワラビ


2月26日(日) スノーシューで歩く会、メープルシロップ採取
 途中、烏帽子スキー場はちょっぴり見えるが、白石スキー場は雲で見えず。除雪の行き届いた道を通り、雪寄せすることなく作業小屋前に駐車できた。まずはほっとする。
 スノーシューを履かずとも雪上移動は楽々。青空で最高と思っていると、突如吹雪となる気まぐれな天気に付き合いながら、小鳥の森のシロップ採取とリス・アナグマの森の動物カメラ設置に分かれて行動をする。久々にノウサギの丸い糞を見つけた。かっては作業小屋付近でも兎の痕跡がふんだんにあった。植林したケヤキの皮を兎に食べられ、裸ん坊にされ、憎んだこともある。植林木が成長し、野原が少なくなり、付近に兎が少なくなったのではと言う説も・・・。
 昼ご飯を食べながら、シロップはまあまあ溜まっているが、凍ってて今日は試飲できないと聞く、次回が楽しみである。その後、彩遊の森に設置しているシロップの状態確認・カメラ設置・枝打ちをしながら倒木を探して過ごす。そんな姿を植林木たちは、ピッカピカの新芽を出して見つめているのでしょうか。まず咲く、マンサクも場所によっては黄色い花芽を覗かせているが、まだ出し惜しみをしているようである。もう少し待っていなさいと。  参加者:3名

枝打ちとカメラ設置、シロップ採取 ウサギの糞と足跡 植林したブナの殻斗と新芽、マンサクの花芽

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